ep1 A Closer Eye 第1話「監視の眼」
本部から副局長補佐のジェリー・ゴーシュがやってくる。51分署のあら探しをするためにグリソムが送り込んだらしく、ゴーシュはボーデンと因縁の仲だった。ゴーシュの強引なやり方に対して、ボーデンはグリソムの手によって改ざんされた証拠を公にすると決意する。一方、署には新しくフォスターが配属されてくるが、ブレットはドーソン以外のパートナーを受け入れることができない。ケイシーはドーソンとの関係についてセブライドからアドバイスを受ける。
本部から副局長補佐のジェリー・ゴーシュがやってくる。51分署のあら探しをするためにグリソムが送り込んだらしく、ゴーシュはボーデンと因縁の仲だった。ゴーシュの強引なやり方に対して、ボーデンはグリソムの手によって改ざんされた証拠を公にすると決意する。一方、署には新しくフォスターが配属されてくるが、ブレットはドーソン以外のパートナーを受け入れることができない。ケイシーはドーソンとの関係についてセブライドからアドバイスを受ける。
高層マンションで大規模火災が発生。火元は20階で、セブライドたちはそれより上の階の捜索を開始するが、ポンプ第37小隊の候補生リッターは慣れない仕事に手間取っていた。シカゴ警察のジェイ・ハルステッドが駆けつけ、23階に住んでいる父親のパットと連絡が取れないと言う。捜索隊が部屋に入るが誰もおらず、管理人の話から25階の車いすの友人のところへ行ったことが判明する。一方、セブライドは23階で助けを求める少年の声を聞き、1人で救助に向かう。
「シカゴ P.D.」シーズン6 第2話:悔恨とのクロスオーバー・エピソード(後編)
チャリティー・ピクニックのチケットを売る担当になっているマウチ。ポンプ隊をクビになるため、次が決まるまで雑務の手伝いをしていた候補生リッターを訪れ、ピクニックに来るよう声をかける。一方、51分署ではますますゴーシュが幅をきかせており、署員たちは肩身の狭い思いをしていた。そんな中、ポンプ隊小隊長が引退するのでボーデンは後任を探すが、ゴーシュはトレイ・ジェニングスという男を推薦し、便宜をはかってくれと言い出す。
火災現場から腕が吹き飛んだ被害者が助け出され、手りゅう弾の破片も発見されたため爆発物処理班と警察が出動。その後、公園で再び手りゅう弾が爆発する事件が起き、10代の若者が逃げる姿が目撃される。事件のニュースを見た老婦人が手りゅう弾を持って51分署に現れ、亡き夫の遺品でレプリカだと思い、3つ売ったうちの残りの1つは少年が買ったと話す。ケイシーらは急いで少年の身元を特定。急いで現場に向かうと、少年たちは映画を撮影中で……。
51分署を留守にしていたゴーシュが戻ってきて、ボーデンの統率力を疑っていると言い、あれこれと口出しをしてくる。我慢の限界に達したボーデンは、指揮系統を混乱させるから態度を改めるように言うが、ゴーシュはボーデンに署長をやめて別の部署でゴーシュの部下として働くようにと圧力をかける。セブライドはボーデンを心配して、父ベニーにボーデンを助けてほしいと頼むが、反応はあまりよいものではなく言い争いになってしまう。
出動先のホテルでスペイン語しか話せない親子を救助したクルースは、スペイン語を学ぶ必要性を訴えるがハーマンたちは大反対。だがキッドの提案でスペイン語のメロドラマを流すと隊員たちは食いつき、どんどんドラマにハマっていく。一方、ますます態度がひどくなるゴーシュ。セブライドは父ベニーから話があると言われ、期待しながら待ち合わせ場所に行くが待ちぼうけをくらう。そこへベニーが脳卒中で倒れたと連絡を受け、病院へ向かうが……。
父ベニーの遺品整理をしている母ジェニファーとセブライド。2人はベニーが生前、自分が死んだら一緒に埋葬してほしいと言っていた古いメダルを探している。忙しいセブライドに代わってメダル探しを引き受けたキッドは、ケイシーやはしご隊の協力を得てベニーの元妻たちを訪ね歩くが、誰も持っていないと言う。一方、セブライドはベニーの葬儀を消防局の正式な葬儀にしてもらえるよう本部に願い出るが、殉職者でなければ無理だと言われてしまう。
セブライドは父の死を乗り越えられず、自分の殻に閉じこもっている。建物火災で出動した際、ボーデンから退避命令が出るが、セブライドはなぜか動けず煙突の下敷きになってしまう。ケイシーらに救出されるが納得がいかないセブライドを見て、フォスターは親を亡くすと自分でも気づかず混乱しているものだと話す。セブライドは同じ経験をしている彼女を飲みに誘うが、キッドに頼れと断られる。一方、キッドはセブライドの力になろうとするが溝は埋まらない。
キッドは古い友人のタイラーとセブライドに仲良くなって欲しいと思い、3人で会う機会を作ろうとするがセブライドは興味がないと言う。クルースの恋人クロエが高速道路上で起きた複数の車の事故に巻き込まれ、フォスターは以前お世話になった医学部長から、医師を目指す道に戻らないかと誘われる。記者のナオミはケイシーの協力を得て、グランドブルック社のトレーラー火災における不正を暴くことに意欲的に行動し、取材で社の代表ゴードンらと会うことに。
ケイシーの部屋は火事で全焼し、ナオミが集めた証拠の多くも焼失。消防活動をしたパーカーは明らかに放火だと話すが、事件を担当したホランダー刑事は他の可能性も探ると言い出す。ナオミはグランドブルック社の社員名簿を手に入れ、ケイシーとともに以前きた留守電のメッセージと同じ声の持ち主ゲリーを特定。2人で彼のところへ向かう。一方、セブライドはボートの修復を頼まれ、キッドはタイラーや昔の友達と遊ぶのを楽しんでいたが……。
セブライドはボート修復の依頼主であるボイドの息子ライリーと心を通わせるが、ボイドは仕事ぶりに言いがかりをつけてセブライドをクビにする。その彼の家で火事が起き、51分署が出動して消火活動を行うが、ボイドの訴えによってセブライドが放火の疑いで尋問を受けることに。一方、バスの運転手が発作を起こして停留所につっこむ事故現場に出動したフォスターとブレット。運転手アニタが服用している薬のカードを見て、フォスターはある疑念を抱く。
バイク事故で出動したケイシーは、被害者のパトリックが一瞬意識を取り戻し、自分を息子と勘違いしたことが気になっていた。結局彼は亡くなり、第一発見者の警官チャフィーに話を聞くが原因はわからない。だがモリーズに被害者の息子クリスが来て話をするうち、パトリックがアクションカメラをつけていた可能性が生じ、ケイシーとセブライドは事故の真相究明に乗り出す。なんとか見つけたカメラは壊れていたが、データを復元させると……。
火災で出動したポンプ第51小隊が乗用車の接触事故に巻き込まれる。運転手は10代の若者で、ハーマンが命がけで救出する。帰宅したハーマンは、進学の件で頭を悩ませていた息子リー・ヘンリーの乗っている車のバンパーがへこんでいるのを見て、事故の被害者の姿がダブり怒鳴ってしまう。フォスターが医師ジョーのデートの誘いを断った直後、ブレットとフォスターが行った処置について問題があると匿名の苦情が届く。2人はジョーが仕組んだのだと察するが……。
バレンタインデーに休暇を取ったブレットとフォスターとキッドは、車でブレットの故郷インディアナへ。途中、車通りの少ない裏道で故障車の運転手ドゥエインに止められ手伝おうとした瞬間、バスが突っ込んで横転し、ドゥエインは脚を骨折して動けなくなってしまう。バスの中には高校のホッケー部員8人とコーチが乗っており、ブレットらは順番に救出する。医療器具がない中、ブレットらは工夫を凝らして重傷を負った部員たちを治療していく。
マンションの火災現場で、非常用のロックボックスに入っている鍵がなくなっていた。ロックボックスを開ける鍵は消防署が管理しており、この異変をケイシーが警察に伝える。するとグリソム局長が突然51分署にやってきて、警察が消防局のイメージを悪くするような捜査協力を依頼してきたため阻止するよう求める。だが同時にボイト刑事らが51分署を訪れ、最近ロックボックスのある建物ばかりで盗難事件が頻発しており、裏に消防士がいると見ていると言う。
「シカゴ P.D.」シーズン6 第15話:自由への鍵とのクロスオーバー・エピソード(後編)
グリソムは市長ににらまれ、局長の座を追われそうになっていた。市長が結成した分署の業績を評価する特別委員会が51分署にも視察に来ている最中、出動要請があり、グリソムも同行する。一方、警察の要請を受けて出動したはしご第81小隊は、窓に格子があるため警察が中に入れなかった家のドアを外す。警察が中を確認すると、銃で自殺したと思われる遺体が発見される。ケイシーは現場で人影に気づいて1人で追って行き、男ともみ合いになる。
ハーマンの妻シンディがインテリア・デザインの仕事を再開することになり、手始めとして51分署の談話室の模様替えをすることになる。そのことをハーマンが伝えるとマウチたちは大反対するが、シンディは意気揚々と仕事に取りかかる。一方、ある事件から立ち直ることができず、苛立ちを募らせていたケイシー。火災現場でハーマンの判断について厳しい言葉で叱り、その後もケイシーらしくない態度を取り続けてハーマンとの関係は険悪なものになっていく。
モリーズの閉店後、絡んで来た客を帰すためにキッドは置物のビアマグを譲る。だがハーマンが店のお守りとして飾っていた宝物だとわかり、キッドは返却を求めて店の客を突き止める。建物火災で出動したボーデンは、被害にあったのが高校時代の恋人ジャスミンだと知って驚く。家を点検したケイシーは、気になることがありボーデンに報告する。クルースは火災現場でセブライドの命令を無視し、自分の判断でジャスミンを救助できたことで浮かれていたが……。
シカゴが激しい雷雨にみまわれている最中、ニュースではポンプ隊が出動したあたりで発砲事件があったと報じている。ポンプ車が戻ってくると、その収納庫から少年が出て来て機材庫に隠れる。ケイシーたちは少年の身元を調べ始めるが、手がかりがつかめない。一方、51分署では電気系統の不具合が発生し、技師がやってきて修理をしていた。そこへ今度はギャレットという男性が訪ねて来る。デトロイトの消防士で車が故障したから雨宿りさせて欲しいと頼むが……。
ベニーの遺品を片付け始めたセブライドは、近々別荘も片付けると言い、キッドは心配する。シェフィールド牧師のことを引きずっているブレットは、ケイシーも同じだと知り、お互いにデート相手を探すべきだと言い出す。オリビアという女性をケイシーに紹介するためにブレットは自宅でゲームナイトを開催するが、オリビアからケイシーと付き合うべきなのはあなただと言われて動揺する。そんな中、51分署が出動した美容室の火災に放火の可能性が浮上する。
セブライドは今回の美容室火災の犯人が、ベニーが追っていた未解決の放火事件の犯人と同一犯だと主張。ボーデンは火災調査室に任せろと言い、セブライドは自宅謹慎処分となるが1人で調査を続け、15年前の唯一の目撃者であるキャロルに話を聞きに行く。一方、ハーマンらは退職する消防士ラス・ラポイントをモリーズへ招いて飲み会を開き、大いに盛り上がる。だが、酔っぱらったラポイントは自分の経験した辛い現場の話を始め、泣き崩れてしまう。
キッドはセブライドと放火事件を調べ続け、キャロルの元夫のダグ・デントンに話を聞きに行く。デントンは協力的ではあったが、何か様子がおかしいと気づいたキッドは、ある行動に出る。ブレットはケイシーが気になりつつも、行動を起こせずにいた。そんな中、シェフィールド牧師が栄転でインディアナポリスへ引っ越すことを知る。一方、工場火災で出動するボーデンたち。ハーマンが爆発寸前の古い工業用ボイラーを発見し、ボーデンは総員に退避を命じるが……。