第102回！「シカゴ P.D.」バージェス役マリーナ・スコーシアーティのインタビュー第1弾！

2019年6月 4日

親しみやすくてとっても気さく、そしてめちゃめちゃキュート！マリーナが日本にやってきました！

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燃える火曜日、シカ子のシカゴ通信です！

「シカゴ P.D.」シーズン4は明日、6月5日（水）よりVol.1～Vol.6がDVDレンタル開始！

前回はシーズン4前半の見どころを簡単にご紹介しましたが、中でも注目したいのが

新たに特捜班入りする制服警官、キム・バージェスの活躍です。

実は以前にも特捜入りの話があったけれど、「まだその時ではない」と断っていたバージェス。

シーズン4では、バージェスが何をきっかけにして特捜入りを決断するのか、そして彼女の成長に注目です。

そのバージェスを演じるマリーナ・スコーシアーティが5月に来日！シカゴ通信では来日中に行われた

オフィシャルインタビューを2回に分けてお送りします。まずは今回の日本旅行から聞いてみましょう。

――日本の印象はいかがですか？

「初めての日本に12日間滞在して、京都に行ったり、強羅で温泉を楽しんだり。来る前は、少しだけお寿司を食べて、ちょっとダイエット的な休暇になるかな、なんて思っていたのに、来てみたらとんかつもあるし、朝ご飯もたっぷりあるし！一緒に来ている私の友人が、日本ではごはんを残しちゃダメだっていうので、頑張って食べてるのよ。

もちろんそんなことない、って言ってくれる日本人もいるけど、世界中どこに行っても、食事を残さないできれいに食べる方が望ましいし、私は失礼なことをしたくないので、まるでオリンピック競技みたいにガンガン食べています。帰りの飛行機は座席を2つ買わなきゃ体が収まらなくなっちゃうかも！（笑）」

スレンダーなマリーナですから、まさかそんなことにはならないと思いますが！

「それから、日本の食文化をもうちょっと追求できればよかったな、と思うの。お漬物が最後に出てくる、その順番や、作法的なものをね。それに日本食の見た目の美しさ！千切りのキャベツがこんなにも美しいなんて…。アメリカでは絶対にないわね。日本食はバラエティに富んでいるから、早くアメリカに戻っていつもの食べ物を食べたいわ、ということが一切ないの。もっともっといろいろ食べてみたいと思ったわ！」

日本の旅を満喫していただけたようで何よりです。

では、女優マリーナ・スコーシアーティについて、聞いていきましょう！

――俳優の仕事を始めたのはいつ頃から？

「私、子役として子供の頃から仕事をしていたんです。でも母から、女優業をやるのもいいけれども、それがうまくいかなかった場合のことも考えて大学へは行ってね、と言われたの。だから大学に入って卒業して、22歳の頃から本格的に俳優業に入りました。子供の頃はずっとバレリーナとして舞台にも立っていたんですが、踊る以上に喋ることも好きだと気付いて。それで俳優という仕事を選んだの」

そこから「シカゴ P.D.」での大ブレイク。キム・バージェスというキャラクターは大人気になりました。

――バージェスのキャラクター、ご自身と似ている部分はありますか？

「シーズン1～3のバージェスに似ている所があるかな。ちょっとハッピーな感じで、おとぼけキャラみたいな部分もあって。初めの頃のバージェスはまだ制服警官だから、特捜班とはまた違うのよね。だからその準備として、ジェイク･ギレンホール主演の『エンド･オブ･ウォッチ』という映画を観ました。これはパトカーで巡回しているある警察官の物語なんだけど、パートナーというのが非常に大事なんだな、と思ったわ。1日14時間、毎日一緒に過ごすので、相手の良い所も悪い所も見えてくる。制服組でコンビを組む(ケビン・)アトウォーターとバージェスはまさにその関係で、私たちはいい関係を築けたと思います」

シーズンを重ねるうちに、バージェスも警官として、また1人の女性として成長していきます。

――シーズン2第10話「ゆがむ心」のラストシーン、撃たれた傷を鏡で見ていたバージェスの心境は？

「そのシーンを撮る前にディック･ウルフ(製作総指揮)から、彼女は今後ずっと、本作が例えシーズン20までいったとしても、顔に跡が残るんだよ、と言われていたんです。結果的にはそうならなかったけれども、撃たれて傷が残り、それを生涯抱えて生きるとなると、自分の考え方も人に対する自分の見せ方も変わってくる。顔に傷があれば何も知らない人から勝手な想像をされるだろう。そんなことを思いながら、演じていました」

このエピソードで、バージェスはボイトから特捜班への誘いを受けますが断ってしまいます。

そして怒涛のシーズン4、ついに特捜入りを決断したバージェスの挑戦が始まります。

――シーズン4の見どころを教えてください。

「無敵だったボイトが、息子を失った苦しみに打ちのめされているところから始まるんだけど、彼は特捜班のリーダーなので、彼の気持ちがチーム全体に影響を与えるのよね。ボイトはそこから立ち直れるのか、心の闇を持ちながら仕事と私生活を分けてやっていけるのか。ボイトの葛藤だけでなく、それが皆にどう影響していくか、というのが見どころだと思います」

――バージェスは警察官から特捜班の刑事へ異動になりましたが、演じる上で何か変化はありましたか？

「もちろん。特捜班に異動になったことで、役柄に対しても100パーセント演じ方を変えています。制服警官だった時は、上司はトルーディ・プラットで、彼女との関係は母と娘みたいな、少しコミカルな関係。だけどボイトの場合はもう少しちゃんとした、ちょっと抑えている感じ。それに特捜班でのバージェスは一番新人なので、そこで何が起きているのか良く観察したり、自分はこの場所にいるべきメンバーなんだ、ということを皆に証明するために頑張るようなこともしたり…。その辺りが全く違うわね」

――事件解決のためには違法なこともためらわない上司ボイト。彼についてはどう思いますか？

「特捜班に入りたての頃のバージェスにとってボイトは素晴らしい人物で、何でもできるような人。けれど毎日接する中でボイトのダークな面を見て、バージェスは恐ろしくなるんじゃないかな、と思っていたの。でもそうはならなかった。実はこれからバージェスには少し辛い経験が待っているの。いずれ、結果を出すためには違法的なことに手を出すのも仕方がないんじゃないか、という考え方が濃くなってくる可能性はあると思っています」

――“シカゴ”シリーズ3作品（P.D.、ファイア、メッド）の中で上司を選べるとしたら？

「プラット巡査部長かな？プラットを演じるエイミー･モートンとは過去にも一緒に仕事をして、演じている中でも母娘みたいな関係があるの。だから何か言われても言い返せるし、こちらからもジャブを打つことができる。でもボイトとはまだそこまでの関係にいってないから…。ユーモアで返せるから、プラット巡査部長がいいわね！」